手荒れ対策は手袋の使い方から|冬の水仕事で指先を守る家事のコツ

冬のキッチンに、淡いグリーンのゴム手袋と白い綿手袋、無地の保湿用品を整えたセルフケアのイメージ。

こんにちは♪

10月も終わりが近づいて、朝の洗い物のお湯がうれしい季節になりました。そのぶん、気がつくと指先がカサカサ、ささくれがひっかかる…。冬の手荒れ対策、今年は少し早めに始めてみませんか☆

この時期から冬にかけて、サロンでも乾燥肌のご相談が増えてきます。お顔だけでなく、毎日いちばん水にふれているのは手なんですよね。今日は、日本皮膚科学会のガイドラインに書かれていることをもとに、毎日の水仕事で手を守るコツをまとめました。

この記事でわかること

  • 冬の水仕事で、手が荒れやすくなる理由
  • ゴム手袋の下に綿の手袋をはくと、手にやさしい理由
  • 保湿を続けるコツと、皮膚科に相談したいサイン
目次

手荒れは、家事をがんばる手ほど起こりやすいんです

手荒れのいちばん多いきっかけは、水や洗剤などの刺激が毎日くり返し手にふれることです。

日本皮膚科学会などがまとめた手湿疹診療ガイドラインによると、手の湿疹(手湿疹)のおよそ7割は、物理的・化学的な刺激が直接皮膚を傷めて起こるタイプだそうです。乾燥やカサつき、軽い赤みから始まることが多い、とも書かれています。

そして、手湿疹は男性より女性に多いことが知られていて、その理由のひとつに、お仕事以外でも家事などで皮膚炎を起こしやすい状況にあることが挙げられているんです。洗い物、お料理の下ごしらえ、お掃除、洗濯。毎日のことだからこそ、手の皮膚は休む間がないんですね。

冬は、乾いてひび割れるタイプが増える季節

ガイドラインでは、手のひらや指全体が乾いてひび割れる「乾燥・亀裂型」の手湿疹は、冬に悪くなることが多いと紹介されています。

もうひとつ、水仕事の多い主婦や美容師さんによくみられるのが「進行性指掌角皮症」。名前はむずかしいのですが、利き手の親指・人さし指・中指の指先がカサカサにかたくなって、指紋が見えにくくなり、ひどくなると割れてしまう状態です。指先だけ荒れる、利き手のほうがひどい、という方は、毎日よく使う指に負担がたまっているのかもしれません。

手袋をしているのに荒れるのは、なぜ?

ゴム手袋を長くつけっぱなしにすると、手袋そのものが手を荒らすことがあるからなんです。水仕事のときは手袋で手を守り、長くつけるときはゴム手袋の下に綿の手袋をはく。これがガイドラインに書かれているやり方です。

手袋なしで水仕事をすることは、皮膚の刺激反応の大きなリスクになると書かれています。ここまでは「やっぱりそうだよね」というお話。

意外なのはここからで、保護手袋をつけること自体が刺激になることもあり、洗剤などをよく使う方が長い時間つけていると、さらに皮膚のバリアを傷めてしまうことがあるそうです。そのため、

  • 手袋をつける時間は、できるだけ短くする
  • 長くつけるときは、綿の手袋を下にはいてからゴム手袋をする

という使い方がすすめられています。家事には、ゴム製やポリ塩化ビニル製の家事用手袋を、とのことです。

今日からできる手袋の使い方

  1. 洗い物をまとめて一気に片づける日は、綿の手袋をはいてからゴム手袋をつける
  2. 洗い物が終わったら、手袋はすぐにはずす。つけたまま次の家事に移らない
  3. はずしたら、手をやさしく拭いて、手の水気を残さない
  4. 綿の手袋が湿ってきたら、乾いたものにかえる

綿の手袋は、100円ショップなどで手に入る薄手のものでも大丈夫です。私はキッチンでの立ち方の工夫を台所の腰痛のコラムで書きましたが、台所は腰だけでなく、手にとってもがんばりどころなんですよね😅

野菜の下ごしらえも、手には刺激になることがあるんです

洗剤だけでなく、食材も手荒れの刺激になることがあります。

ガイドラインでは、刺激になりやすいものとして、洗剤などの日用品のほか、肉・魚・野菜などの食品も挙げられています。さらに、ほうれん草やナス、トマト、たけのこなどには、それ自体にかゆみのもとになる成分が含まれていて、とくに乾燥して割れている皮膚では、アレルギーとは関係なくかゆみを起こすことがある、とも書かれているんです。

指先が割れている時期は、

  • 野菜を洗う・皮をむくときも手袋をする
  • 素手でさわったあとは、早めに手を洗って水気を拭く

このくらいでも、手にふれる刺激を減らせます。

もうひとつ知っておきたいのが、ゴム手袋そのものでかぶれる方もいる、ということ。ゴムの製造に使われる成分が、かぶれの原因になることがあるそうです。手袋をつけたところがかゆくなる、赤くなるときは、手袋の素材を見直したり、皮膚科で相談したりしてみてくださいね。

ハンドクリームは、いつ塗るのがいい?

決まったタイミングで、こまめに塗り続けるのがいちばんです。

保湿剤やバリアクリームの効果を比べた研究も紹介されています。その結果からは、特別なクリームが優れているというより、どんな塗り薬でも、しっかり規則正しく塗ることこそが大事、という考え方が示されているんです。

ちなみに、紹介されている海外の研究では、手湿疹のある医療・介護職の方に、1日4回以上塗ってもらっていました。お仕事で手を洗う回数がとても多い方たちの話なので、そのまま家庭に当てはめることはできませんが、「1日1回たっぷり」より「手を洗うたびに少し」のほうが、続けやすいかもしれませんね。

保湿を習慣にする小さな工夫

  • 洗い物を終えた流しのそば、洗面所、ベッドのそばなど、手を洗う場所ごとにハンドクリームを置く
  • 塗るのは、指先と指のあいだ、爪のまわりまで
  • 寝る前は少し多めに塗っておく

ここは私の考えなのですが、気持ちいいことを習慣にするのがいちばんだと思っているんです。続かないのは、つらいことだから。好きな香りや、手になじむ使い心地のものを選ぶと、塗る時間がちょっとした楽しみになりますよ♡

お顔やからだの乾燥の洗い方・保湿のタイミングは、秋の乾燥肌のコラムでもまとめています。

こんなときは、皮膚科へ

赤み・かゆみ・水ぶくれがある、割れて痛い、手入れをしても長く続くときは、ひとりでがんばらずに皮膚科で相談してください。

手湿疹は、原因がわかってその刺激を避けられれば落ち着くこともある一方で、原因がわからないまま続くと長引きやすい、とガイドラインに書かれています。また、水虫(手の白癬)など、見た目が似ていても別の病気のこともあるそうです。

  • 赤くなる、かゆい、小さな水ぶくれができる
  • ひび割れから血がにじむ、しみて痛い
  • 手袋や保湿を続けても、よくならない
  • 片手だけ荒れている、手以外にも広がっている

こんなときは、市販のクリームで様子をみるより、早めに相談するほうが安心です。

よくある質問

Q. ゴム手袋をすると蒸れて、かえって荒れる気がします。

A. 保護手袋は、長い時間つけていると、それ自体が皮膚のバリアを傷めることがあるそうです。綿の手袋を下にはく、つける時間をできるだけ短くする、終わったらすぐにはずす、の3つを試してみてください。手袋をつけたところがかゆい・赤いときは、素材が合っていないこともあるので皮膚科で相談してくださいね。

Q. ハンドクリームは、どんなものを選べばいいですか?

A. ガイドラインでは、特定のクリームが優れているというより、規則正しく塗り続けることが大事だと考えられています。まずは、べたつきや香りが気にならず、毎日続けやすいものを選んでみてください。赤みやかゆみがあるときは、保湿剤だけで様子をみず、皮膚科で相談するのがおすすめです。

Q. 手荒れしているときに、クレイパックをしてもいいですか?

A. 手が割れている、赤くなっているときは、クレイを含めて新しいものは使わず、まずは刺激を減らして皮膚科で相談してください。お顔の乾燥やクレイの使い方については、サロンでもお気軽にご相談くださいね。

まとめ

冬の手荒れは、毎日の水仕事の刺激が少しずつ積み重なって起こることが多いんです。水仕事には手袋、長くつけるなら下に綿の手袋、終わったらすぐはずして水気を拭く。保湿は、手を洗う場所ごとにクリームを置いて、こまめに続けてみてくださいね♪

feel me heart は、秦野市・渋沢駅から歩いて来られる、女性専用のプライベートサロンです。クレイフェイシャルでは、その日のお肌の状態に合わせてクレイを選んでいます。乾燥が気になる季節のお顔のケアは、ぜひご相談ください☆

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この記事を書いた人

ゆかさんのアバター ゆかさん オーナー

神奈川県秦野市の女性専用サロン「feel me heart」オーナーセラピストの内藤由佳です。整体とクレイセラピーを組み合わせた独自の施術で、心と身体のバランスを整えるお手伝いをしています。女性特有の不調やストレスを和らげるためのケアを大切にし、一人ひとりに寄り添う施術を心がけています。忙しい日常から離れ、自分を大切にする時間を過ごしませんか?サロンでお会いできるのを楽しみにしています。

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