重い荷物の持ち方で腰を守る|車でまとめ買いした日は降ろす前にひと休み

こんにちは♪
11月になりましたね。朝晩はもう、すっかり冬の入り口です🍂
これからの季節、サロンでは寒さによる身体のこわばりや、腰の重だるさのご相談が増えてきます。そして冬支度といえば、お米や飲みもののまとめ買い、灯油の買い出しなど、重い荷物を運ぶ場面もぐっと増えますよね。じつは重い荷物の持ち方を少し変えるだけで、腰にかかる負担は変わってくるんです。
今日は、車でお買い物をすることが多い秦野の暮らしに合わせて、重い荷物で腰を痛めないためのコツをまとめました☆
この記事でわかること
- 車の運転のすぐあとに、重い荷物を持たないほうがいい理由
- 重い袋は「体に近づけて、ひねらない」が基本
- まとめて1回で運ぶより、小分けで運ぶほうが腰にやさしいこと
運転のすぐあとに、重い荷物は持たない
長く運転したあとは、すぐに重い荷物を持たず、ひと休みして身体を伸ばしてからにしましょう。ここ、意外と見落としがちなところなんです。
これは、厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」にも書かれていることです。トラックの運転手さんのように、運転して、着いたらすぐに荷物を降ろす働き方について、長い運転のあとの重い荷物は好ましくないとされています。
理由として挙げられているのは、同じ姿勢で座り続けることで、手足の血のめぐりが滞ったり、一時的に筋肉の力の調整がうまくいかなくなったりすることがある、という点。座りっぱなしでじっとしていた身体に、いきなり重い荷物を持たせるのは、準備運動なしで走り出すようなものなんですね。
職場向けの指針ではありますが、ショッピングセンターで買い物をして、家に着いたらすぐにトランクからお米を下ろす…というのは、まさに同じ流れ。家に着いたら、
- 車から降りて、まず両手を上に伸ばして深呼吸
- 腰に手を当てて、ゆっくり左右に体を倒す
- それから荷物を降ろしはじめる
こんなふうに、ひと呼吸おいて身体を動かしてから始めてみてくださいね♪
重い袋、どこで持っていますか?
重い荷物は、できるだけ体に近づけて持つのが基本です。腕を伸ばして体から離して持つと、そのぶん腰に負担がかかります。
同じ指針では、荷物を持ち上げたり運んだりするときは体に近づけ、荷物と体が離れた姿勢にならないように、と図つきで説明されています。そしてもうひとつ大事なのが、重い物を持ったまま体をひねらないこと。持ったままひねる動きは、腰への負担がとても大きくなるとされています。
お買い物の場面にあてはめると、こんな感じです。
| よくある持ち方 | 腰にやさしい持ち方 |
|---|---|
| 腕を伸ばして、体から離して袋を持つ | 袋を体に引き寄せて、お腹のあたりで抱える |
| トランクから荷物を持ったまま、上半身だけくるっと振り向く | 荷物を持ったら、足ごと向きを変える |
| 重い袋を片手にまとめてぶら下げる | 2つに分けるか、何回かに分けて運ぶ |
振り向くときは足から。これだけでも覚えておくと、ずいぶん違います☆
「まとめて1回で」より「小分けで何回か」
重い荷物は、小分けにして何回かに分けて運ぶほうが、腰にはやさしいんです。
指針でも、大きい荷物や重い荷物は小分けにして軽くすること、重い物を持って移動する距離は短くすること、台車などの道具で人の力の負担を減らすことが挙げられています。両手がふさがったり、足もとが見えなくなったりするような荷物を持って階段を上り下りするのも、できるだけ避けるように、とされています。
もうひとつ知っておきたいのが、人が思いきり力を出せる時間はとても短くて、筋力は時間とともに急に落ちていく、ということ。重い袋を「よいしょ」と持ったまま、玄関の鍵を探して、靴を脱いで…と長く持ち続けるほど、身体はつらくなっていきます。
- 玄関の鍵は、荷物を持つ前に開けておく
- 重い袋は、いったん玄関に置いてから靴を脱ぐ
- お米や飲みものの箱は、カートや台車にのせて運ぶ
- 「1回で全部」をあきらめて、2往復する
2往復って、ちょっとめんどうですよね(笑)でも、腰のためのひと手間だと思って、ぜひ試してみてくださいね。
トランクから降ろすときは、股関節から
トランクの奥の荷物を取るときは、腰を丸めずに、股関節から上体を倒すのがコツです。
前かがみの作業のとき、私がお伝えしているのは次のポイントです。
- 足幅を、肩幅の2倍くらいに大きく開く
- 腰を丸めず、脚のつけ根(股関節)から上体を倒す
- 膝と足先は同じ向きに。膝は軽く曲げて大丈夫
- 頭を下げすぎない
そして荷物は、まず手前に引き寄せてから持ち上げます。指針では、持ち上げる・押すといった動作のときは、膝を軽く曲げ、呼吸を整えて、下腹部に力を入れながら行うこととされていて、お腹に力を入れたほうが腰の骨にかかる負担が小さいことも説明されています。
それから、見た目より重い荷物にも気をつけて。思っていたより重いと、力の入れ方を間違えて、腰に思わぬ負担がかかることがある、と指針にもあります。持ち上げる前に、少しだけ持ってみて重さを確かめておくと安心です♡
床の荷物を持ち上げるときの動き方は、中腰で腰痛が出る秋の家事のコラムでもご紹介しています。
寒い日の腰は、いつもよりかたいかも
寒い日は、腰の筋肉がかたくなりやすいので、いつも以上にていねいに動きましょう。
指針の解説では、気温が低すぎると血管が縮み、腰の筋肉などがかたくなって、腰痛の誘因になる、とされています。朝晩の冷え込みが強くなるこれからは、灯油のポリタンクを外で運ぶ、冷えた車から荷物を降ろす、といった場面がちょうど重なりますよね。
- 寒い日の外での荷物運びは、上着を着てから
- 腰まわりが冷えないように、丈の長めのインナーを
- 荷物を運んだ日の夜は、湯船につかって身体をゆるめる
ぎっくり腰の予防のコラムでお話しした朝の起き上がり方も、冬にはあわせて思い出してもらえたらうれしいです^^
よくある質問
Q. 腰痛ベルトを巻いていれば、重い物を持っても大丈夫ですか?
A. 巻けば安心、とは言い切れません。職場向けの指針でも、腰のベルトの効果は人によって違い、見解が分かれているとされています。腰痛があるときに着けると外したあとに痛みが強まることがあることや、女性が幅の広い治療用コルセットを使うと骨盤の底に負担がかかる場合があることも書かれているので、使うか迷ったら整形外科の先生に相談してくださいね。
Q. 荷物を持った瞬間に腰がギクッとしたら、どうしたらいいですか?
A. 日本整形外科学会のぎっくり腰の解説によると、ぎっくり腰は物を持ち上げたときや腰をねじったときに起こることが多いそうです。いつもと違う強い腰痛のときは、整形外科で診てもらいましょう。脚に痛みやしびれがある、力が入らないといったときは、別の病気が隠れていることもあるので、早めの受診をおすすめします。
Q. どのくらいの重さなら、ひとりで持って大丈夫ですか?
A. 家での荷物について、決まった目安はありません。職場向けの指針では、女性の持ち上げる力は一般に男性の60%くらいとされていて、女性が扱う重さは男性より軽くするよう示されています。持ったときに「重いな」と感じたら、分ける・カートを使う・誰かに手伝ってもらうサインだと思ってくださいね。
まとめ
重い荷物で腰を守るコツは、運転のすぐあとに持たないこと、体に近づけてひねらないこと、そして小分けで運ぶこと。寒い日は身体がかたくなりやすいので、ひと呼吸おいてから動きましょう。
それでも腰の重だるさが続くときは、身体全体のバランスを一度みてもらうのもひとつです。feel me heart では、カウンセリングでお話をうかがってから、お一人おひとりに合わせて整体を行っています。秦野で腰のことを相談できる場所を探している方は、feel me heart の整体のご案内ものぞいてみてくださいね♪
